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テキーラ用語辞典

テキーラ基礎知識

本サイトはテキーラの魅力を発信するため、未成年者の閲覧を禁止いたします。

日本でもテキーラが徐々に普及しています。一方、スペイン語の用語や英語でもあまり馴染みがない用語は分かりづらいときが多いです。また一部では誤った、あまり現地では使われない用語が流布されています。

そのため、テキーラの用語辞典を作成したため、ぜひご活用ください。

カタカタでも検索しやすいように、日本での呼び方もつけているため、知りたい単語をデバイスの”ページ内検索”などで調べてみてください。

説明には個人的な主観も入っておりますので、ご承知おきの上お読みください。

用語日本での呼び方意味
Abocar, abocado (mellowing)アボカール/アボカド/添加物テキーラの風味をまろやかにしたり、甘くするために、以下の成分の1つ以上を加えることを指す。NOMで認められた方法。ただしブランコにはいれることができない上に、入れれる量に制限がある。カラメル色素、オーク抽出物、グリセリン、シュガーシロップ
Additive Freeアディティブフリー、無添加テキーラの蒸留後に水以外の添加物を加えていないもの。筆者が大好きな種類のテキーラ。以前はTequilaMatchmakerというサイトで一覧を作っていたが、現在は非公開となってしまっている。
Agaveアガヴェ・アガベ(テキーラの話であれば)テキーラの主原料のアガベ・アスル、ブルーアガベのことを指す。一般的には、植物としてのアガベ全般を言う。
Agave Azulアガベ・アスル、ブルーアガベ同上。スペイン語のアスルは青という意味。
Agave Tequilana Weberアガベ・アスル、ブルーアガベ、アガベ・アスール・テキラーナ・ウェーバー同上。ウェーバーはこの種類を特定した植物学者の名前である。
Amatitanアマティタンハリスコ州バジェスエリアにあるテキーラ生産の町。 州都グアダラハラからテキーラ村に行く途中。エラドゥーラ蒸留所がある。
Anejoアネホ/アニェホテキーラのクラス(熟成による分類)の一つ。スペイン語で”古い”とか”熟成した”という意味。最大容量600リットルのオーク樽で1年以上熟成。日本ではコロナ禍前後から1800のアネホが一般的にも人気が上がり、キャバクラやチャラついたバーなどでも一気飲みされるようになってきた。その結果、一部では1800のアネホを”アネホ”というブランド名だと勘違いする方も増えてきている。
Angel’s Shareエンジェルシェア樽熟成にする際に液量がへる減少。味が良くなる分、天使(エンジェル)に分け前を与えることからこの名称になっている。ウィスキーに比べるとテキーラは地域性(高温)でエンジェルシェアが多いと言われる。
Arandasアランダスハリスコ州のロス・アルトスのちょうど中心に位置する有名なテキーラ生産の町。美しい大聖堂も有名で、ロス・アルトス訪問にあたってはホテルなどもあり中心的な街。
Atotonilco El Altoアトトニルコ・エル・アルトロス・アルトスに位置する有名なテキーラ生産の町。ドン・フリオが有名。
Autoclaveアウトクラベ、オートクレーブ、圧力釜アガベを糖化するための設備。金属製の圧力釜で、圧力をかけて加熱されるため、オルノ・デ・マンポステリアよりも短時間で糖化が完了する。ただ香ばしい香りにかけると言われる。そのため、時間は長めで、圧力を低めに調理するやり方も増えてきている。鉄製なのでオルノに比べて簡単に清掃ができるというメリットも有る。
Bacanoraバカノラソノラ州の35自治体でのみ作ることができる原産地呼称保護を受けている蒸留酒。アガベ・パシフィカという品種のみを使用することができる。作り方はメスカルと同様に穴で蒸し焼きにして作る。
Bagazoバガスアガベの搾汁したあとの繊維。発酵時にモスト(発酵中のアガベジュース)の上に載せて発酵させることもある。他には繊維として利用して、籠などを作ることに使われたりもする。
BAT Friendly Projectバット・フレンドリー・プロジェクトコウモリの保護活動。現在、アガベの花の蜜を餌にしているコウモリが絶滅危惧となっている。野生のアガベをメスカルなどで使用することや、アガベがキオーテの成長、開花前に収穫してしまうことが原因である。これを防ぐために、一部のアガベを収穫せずに開花させることで、コウモリの保護活動を行っている。
Blancoブランコテキーラのクラス(熟成による分類)の一つ。スペイン語で白という意味。オーク材の樽で2ヶ月未満の熟成したもの。一般的には樽で熟成せずに瓶詰めされた無色だが、赤ワイン樽で色付けされたものなどもある。シルバーと同義。テキーラ好きだとブランコ好きを自称する人が最も多い印象。
Blue Agaveブルー・アガベテキーラの主原料のアガベ・アスルのこと。色は緑色だが、アガベの品種の中では青っぽい色味なので、ブルーアガベという。スペイン語のアスルは青という意味。
Brixブリックス糖度の値。アガベの糖度や、発酵前のムスト(アガベジュース)の糖度としてよく使われる。ムストの糖度が11Brixで作られたCascahuin蒸留所の限定銘柄の11Brixは名作(オンセ・ブリックスと読む)
Cabezaカベサ、ヘッドスペイン語で頭を意味する。日本ではヘッドと言うことが多い。単式蒸留では初めに出てくる蒸留液(初留)。焼酎の世界ではハナタレ(初垂れ)というもの。メチルアルコールや繊維などが入ってくるため、製品には使われない。
Categoryカテゴリー主原料のアガベアスルの使用割合で決まる100% Agave TequilaとTequilaの区分のこと。
Charチャー熟成に使用する樽を直火で焦がして、樽の香味成分を再度出すようにすること。トーストとの違いは直火で焦がすかどうか。
Classクラス熟成期間で決まるBlanco /Reposado /Anejo /Extra Anejo /Jovenの区分。
CNITシーエヌアイティCámara Nacional de la Industria Tequilera(全国テキーラ産業会議所)の略。テキーラ生産者の業界団体。
Cogolloコゴージョピニャ(収穫したアガベ)の上部にある葉の新芽部分。手間ひまをかけるブランドでは、収穫後のアガベを半分にしてこれを除くことが多い。そのままいれると苦みが強く出る。
Column stillコラムスチル、連続式蒸留機テキーラを蒸留するための蒸留機。時間と手間のかかる単式蒸留機と違い、大手蒸留所で効率よく製造するために使用される。度数をものすごく上げることができる(途中で止めることもできる)。香味成分が単式蒸留機のほうが残ると言われるため、テキーラ好きからは若干ディスられる。
Corazónコラソン、ハートスペイン語で心臓を意味する。単式蒸留では、ヘッドとテールと呼ばれるメチルアルコールなどが高い部分をカットして残る実際に飲まれる部分。
CRTシーアールティConsejo Regulador del Tequila(テキーラ規制委員会)の略。テキーラメーカー、アガベ農家、瓶詰め業者、流通業者、メキシコ政府の代表から構成される。テキーラに関する検査及び認証を行っている。
DGNディージーエヌDirección General de Normas。NOM・NMX品質基準の管理する行政機関。
Diffuserディフューザーアガベを生のままカットして、お湯と酵素で糖化、搾汁までできる機械。他の糖化・搾汁方法に比べて、時間的な効率と搾汁割合の高さから大手では良く使用される。味はアガベの加熱した際に出る香ばしさなどが出ないという意見が多い。そのため一部の蒸留所では糖化後に搾汁までをディフューザーでやるところも。効率優先のために使用されることから、テキーラ好きからはディスられがちな分類。そのため使用していることを公表している蒸留所は少ない。労働者の負担軽減とサスティナブルであるという理由で、公表しているSauza(親会社はサントリー)のスタンスは、個人的に他のクソみたいな大手蒸留所よりも素晴らしいと思う。
DOTディーオーティーDenominación de Origen de Tequila(テキーラ原産地呼称)の略。
El Arenalエル・アレナルハリスコ州バジェスエリアにある有名なテキーラ生産の町。 エル・アレナルはテキーラの町の近くに位置。テキーラが好きな日本人にはカスカウィン蒸留所があることで有名。
Extra añejoエクストラアネホテキーラのクラス(熟成による分類)の一つ。最大容量600リットルのオーク樽で1年以上熟成。
Goldゴールドテキーラのクラス(熟成による分類)の一つ。Jovenの海外向けに使用できる別名。ゴールドと言うと高級感があるが、ブランコに添加物を入れただけのブランドが多い。
Headヘッド単式蒸留では初めに出てくる蒸留液(初留)。焼酎の世界ではハナタレ(初垂れ)というもの。(スペイン語ではCabeza)
Heartハート単式蒸留では、ヘッドとテールと呼ばれるメチルアルコールなどが高い部分をカットして残る実際に飲まれる部分。(スペイン語ではCorazón)
Hecho en Méxicoエチョ・エン・メヒコスペイン語でMade in Mexicoの意味。テキーラのラベルに記載されている。
Highlandsハイランド、ロス・アルトスハリスコ州の“Los Altos”エリアの別名。Valles(バジェス)に比べて標高が千メートル程度高いため、このような言い方をする。ただバジェスも標高千メートル以上あるため、個人的にはあまりしっくり来ないので、少なくとも最近は使わない表現。
Hijueloイフエロ、子株大きくなったアガベの近くから芽を出す子株のこと。 母株のDNAクローンであり、切り離して植え替えることで、増殖させることができる。
Hornoオルノ、オルノ・デ・マンポステリア、日本では現地と違いマンポステリアと呼びがちであるHHorno de Manpostria(オルノ・デ・マンポステリア)のこと。日本ではマンポステリアと呼び、現地ではHornoとだけ呼ぶことが多い。マンポステリアだけだと、”レンガ/石で組んだ”という意味になる。オルノが釜という意味なので、略すならオルノのほうが正しい。これは業界の某有名人がそのように教えてしまっているため、私もメキシコに行くまで知らなかった。
Horno de Manpostriaオルノ・デ・マンポステリア。マンポステリアと呼びがち。Horno de Manpostria(オルノ・デ・マンポステリア)のこと。石やレンガを組んで積まれた糖化用の釜のことを指す。上記を上や下から出し、アガベを加熱し、アガベ内のイヌリンを分解し果糖にする。アウトクラベに比べると比較的昔から使われている。アウトクラベの高圧で加熱するよりも、アガベが香ばしい甘さになるため、テキーラ好きからは好まれる手法。ブルーアガベのピニャを調理/加水分解する伝統的なレンガ造りのオーブン。
Horno de piedraオルノ・デ・ピエドラ、タテマドメスカルでよく糖化に使われる設備。地中に穴を掘り、アガベを蒸し焼きにする糖化する。大昔はテキーラでもこの手法が用いられていた。2024年現在、テキーラではCascahuin蒸留所にしかない。これも蒸留所自ら作ったのではなく、シエンブラ・バジェスというブランドの要請により作られた。日本では業界の某有名人がタテマドという名前で教えているため、タテマドという名前が一般的だが、現地ではオルノ・デ・ピエドラが一般的のようである。
IMPIインピInstituto Mexicano de la Propiedad Industrialの略。メキシコ特許庁のこと。原産地呼称として保護するためにCRTを支援している。
Inulinイヌリンアガベに主に含まれる糖類。果糖が複数結びついてできている。テキーラではこの結びつきを糖化という工程で加熱することで切り離している。
Jaliscoハリスコテキーラの主要産地であるハリスコ州。テキーラ村を擁する。おおよそテキーラ生産の95%がハリスコ州で製造される。
Jesus Mariaヘスス・マリアテキーラの主要な製造村の一つ。Clase Azulなどの蒸留所がある。
Jimadorヒマドールアガベを収穫する職人。収穫することをJIMA(ヒマ)という。
Jovenホヴェンクラスの一つ。オロやゴールドともいう。作り方は2種類あって、①ブランコとレポサドをミックスする。②ブランコに添加物を加えたもの。歴史的な背景もあり、海外ではGoldと呼称する場合は多くが添加物が入ったもの、Jovenというとブランコとレポサドをミックスしたケースが多い(筆者の感覚値ではあるがおおよそあたっているはず)。
言葉の意味としては”若い”という意味。
Los Altosロス・アルトスハリスコ州にあるテキーラの2大生産地域のひとつ。平均標高が高くおおよそ2,000m前後あり、鉄分を多く含む土壌が地形を赤く染めている。テキーラの生産で有名な場所としてはArandas,Jesús María and Atotonilco el Altoなどの行政区がある。
Lowlandsローランドハリスコ州のVallesエリアの別名。あまり使われないが、Los Altosに比べて標高が低いのでLowlandsと呼ばれる。ただ実際には標高1.2千メートルはあるので、軽井沢駅(940メートル)よりも高いので、ローランドは誤解を生む表現なのであまり筆者は使わない。
Magueyマゲイアガベのメキシコにおける呼び方。結構現地ではマゲイと呼ぶ人も多い。日本ではメスカル業界の人がアガベのことを指すとき使いがち。
Master distillerマスターディスティラー、蒸留責任者テキーラブランドの製造責任者のことを指す。基本的には蒸留所に一人だが、Calle23のように蒸留所を一定期間間借りするブランドではブランドオーナーであるソフィーさんが蒸留所の責任者とは別にマスターディスティラーと呼称される。
Mezcalメスカルメキシコの原産地呼称保護を受けた蒸留酒。もとはメスカルはメキシコでアガベから作られる蒸留酒を指していたが、現在は一部地域で作られたものだけをいう。昔はテキーラもメスカルの一つだったが、テキーラが先にブランディングが成功し、原産地呼称保護を受ける。メスカルもその後に原産地呼称を取得したことで、ハリスコ州で作られるアガベスピリッツなどをメスカルと呼べないなどの弊害もある。メスカルをテキーラの母と呼ぶ人もいるが、原産地呼称保護取得前の前メスカルはそのように呼称することは正しいが、現代メスカルをそのように呼ぶのは誤りであると筆者は感じる。
メスカルの中でも作り方の伝統に沿った作り方かどうかで、呼称が違い”アンセストラル‐古代””アルテサナル‐手作り””インダストリアル‐工業”という三種がある。
MIXTOミクスト100%Agaveではない、テキーラというカテゴリーの非公式な呼び方。ラベルにアガベ100%の表示がない場合、そのテキーラは通常「ミクスト」であることを意味する。 mixtoという単語がボトルに書かれていることはないが、カテゴリーと酒名を区別するためによく使われる。
Mostoモストテキーラ業界では、アガベから搾汁したジュースで、発酵しているもの全般を指す。スペインだとワイン用のぶどうをしぼったジュースのことを指し、スペインのバルだと飲めたりするそうです。
Mosto muertoモストムエルト死んだモストのこと。酵母が活性を失い、発酵を終え、蒸留の準備が整った醪(もろみ)を指す。
Mosto Vivoモスト・ヴィヴォモストでも酵母が活性し、アルコール発酵を行っているものをいう。
New Barrelニューバレル自社で使い始めた樽のこと。一番初めに熟成に使用する樽は、ヴァージンバレルという。他の蒸留所や違うお酒の蒸留所から買ってきた樽を中古樽という。
NOMノムNorma Oficial Mexicanaの略。メキシコにおける製品の品質規格のこと。テキーラにおいてはNOM-006-SCFI-2012という規格に従わないとテキーラと呼称することができない。 日本で言えばJIS、世界で言えばISOのようなもの。
NOM Numberノム・ノムナンバー・ノム番号テキーラ蒸留所の登録番号のこと。 CRTが各認定生産者に割り当てる4桁。生産者は自分のテキーラを製造し、ボトリングして販売することも、他の生産者のテキーラを購入し、ブレンドしてボトリングすることも、自分のNOM番号の下で許可されています。
Ordinarioオルディナリオ単式蒸留機の初留で作った液体のこと。
OroオロJovenの別名。
Palomaパロマテキーラから作られるカクテル。テキーラにグレープフルーツジュース(ピンクでもOK)とソーダ、ライム、塩などをいれる。
Pencaペンカアガベの葉のこと。
Piñaピニャ葉を落としたアガベのこと。見た目がパイナップルのようなので、スペイン語でパイナップルを示すピニャと呼ぶ。
Plataプラタスペイン語で銀のことで、テキーラではブランコの別名。プラチナだと誤解されがちだが、スペイン語でプラチナはPlatinoと呼ぶ。
Pot Stillポットスチル、単式蒸留機テキーラを蒸留するための蒸留機。多くの蒸留所では2回使用してテキーラを作る。ただ多くの蒸留所が初留と2回目では違うポットスチルを使う。銅製のものを使用される方が良いという声も多い。これは硫黄化合物を銅が吸着するためである。ただ銅製のほうが銅と硫黄化合物が吸着したものを剥がさないとテキーラに交じるなどしないように、メンテナンスが大変というデメリットも。
Pulqueプルケアガベから作られる醸造酒。テキーラとは全く違う作られ方をするお酒。アガベの新芽が生える部分をくり抜くと、自分の酵素で糖化された甘い液が出る。これを発酵させたものがプルケ。
Quioteキオーテキオテとは、植物の中心から伸びている葉の部分で、花や実をつける。 テキーラの生産用に確保されたアガベの場合、開花後間もなく枯れてしまうため、取り除く必要がある。
Raicillaライシージャテキーラと同じく、ハリスコ州で作られる原産地呼称保護を受ける蒸留酒。テキーラと異なり自生するアガベを使用する。テキーラの生産地はどちらかというとハリスコ州の中でも北側のエリアが中心だが、南部の山脈で作られることが多い。
Reposadoレポサドテキーラのクラス(熟成の分類)のひとつ。スペイン語で”休んだ”という意味。オーク容器で2ヶ月以上熟成。
Roller Millローラーミル加熱されたアガベの繊維を圧搾してジュースを得るための機械。
Saludサルー、乾杯スペイン語で乾杯の意味。
Sangritaサングリータトマトとオレンジジュースにスパイスを加えたチェイサーとして使用される飲み物。個人的には飲み物としては好き。ただテイスティングしたり、初めて飲むテキーラの味を見るためには水や炭酸水のほうが向いている。
Shredderシュレッダーアガベを搾汁しやすいように細かくするための機械。ローラーミルなどの前にある機械。
Shrew Millスクリューミルドン・フラノで使用されている大きなネジのような機械で、シュレッダーの代わりにアガベをねじり切る機械。これだけで搾汁すると行った誤解をされがちだが、あくまでも切るための機械。
SilverシルバーBlancoの海外向け別名。テキーラのクラスのひとつ。
Sotolソトルメキシコの原産地呼称保護を受ける蒸留酒。原料はアガベではなくダシリリオンという植物で、アガベとは植物学的に別のもの(アスパラガス科)を使用する。チワワ州、コアウイラ州、ドゥランゴ州の三州のみが製造できるエリア。テキサスでもダシリリオンは生息しており、昔からソトルと呼ばれるお酒を作っていたため、メキシコの原産地呼称保護を取得後、テキサスの上院議員によりこの原産地呼称保護を認めないよう動かれ、アメリカは原産地呼称保護を2024年現在を認めていない。これに対してメキシコは文化的盗用であると非難をしている。
Suaveスアヴェスペイン語で柔らかいという意味。 テキーラのボトルラベルによく使われる用語で、別の銘柄と比べて度数が低いということを意味してつけるブランドが多い(日本だとアレッテ・アルテサナルやポルフィディオ_テキーラではないが)
Tahonaタオナ糖化後のアガベから搾汁する方法の一つ。 通常2トン前後の重い石のローラーで、繊維からジュースを圧搾する。
TailテイルTailは、単式蒸留機で最後に出て製品にはしない部分。この部分には、水が多く度数が下がり、また有害な物質の濃度も上がるため、製品には入れない。モストムエルトに混ぜて再利用されることもある。
Tequila MatchmakerTMM/テキーラマッチメイカーGroverとScarletの夫妻が作ったテキーラ業界で最も利用されているレビューサイト。一般の人も投稿できる。ただ複数レビューして承認された人々で構成されるPanelistと特段承認されていない人たちのCommunityの2種類の点数が掲載されている。甘めの添加物ゴリゴリのテキーラをCommunityは高めにスコアをつけがちなので、個人的にはPanelistを信頼している。ただPanelistもたまに信用できない人もいるため、レビュー数の少ないテキーラはあまり信用しない方が良い。
Tequila Volcanoテキーラ火山バジェスエリアにあるテキーラ村近くの休火山。この火山が以前活動していたときの灰により、テキーラ村近くは火山性土になっている。
Tequila(飲み物)テキーラメキシコの原産地呼称保護を受ける蒸留酒。名前の由来はテキーラ村から。メスカルの中でも特に評判が良く、生産設備やメキシコ全土への物流(グアダラハラの鉄道など)などが環境が整っていたテキーラ村で作られていたお酒が有名地酒となり、20世紀初頭にブランディングとしてテキーラという名前で世界に売り出さられたことから、テキーラという名前になる。筆者が特に大好きな液体。
Tequila(町)テキーラハリスコ州にある飲料のテキーラ生産で有名な町。20世紀前半に、この町のメスカルが地酒として人気になり、生産も増えたため、テキーラという呼称をつけた。今でもテキーラ生産の中心地であり、最大規模の蒸留所を含むいくつかの蒸留所がある。
Tequileroテキレロテキーラ生産者のこと。テキーラ生産で生計を立てている個人や家族を指す。
Terroirテロワールお酒の作る環境によって味に影響を与えられた特徴のこと。狭義では畑・地域の地質や気候を指す。広義ではお酒を作る場所の状況による特徴もテロワールという。
Toastトースト熟成に使用する樽を遠赤外線で温めて、樽を軽く焦がして香味成分を再度出すようにすること。チャーとの違いはチャーは直火で直接焦がすこと。
Triple Distillationトリプルディストーション・三回蒸留多くのブランドでは単式蒸留機で蒸留する場合、2回蒸留だが3回蒸留すること。
Vallesバジェスハリスコ州の中でも主要な生産エリアの名称。バジェス地方の中にテキーラ村やアマティタン、エル・アレナルなどがある。谷(Valley)のスペイン語を意味する。
Virgin Barrelヴァージンバレル初めて使用する樽のこと。新樽(ニューバレル)との違いは、テキーラの世界では新樽は自社で使い始めたことをいう。複数回使用していても初めに使い始めたのが自社であれば新樽。他の蒸留所や違うお酒の蒸留所から買ってきた樽を中古樽という。
Yeastイースト、酵母モスト(アガベジュース)を発酵するのに必要な微生物のこと。糖分を消費して、アルコールと二酸化炭素を主に排出する。他のアルコールで使用する

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