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テキーラとは?(作り方、生産地、必要な条件、度数、飲み方)とおすすめ銘柄5選

テキーラ入門 テキーラ知識

こんにちは、本記事ではテキーラとはどのようなお酒なのかと、併せておすすめの銘柄もご紹介します。

テキーラとは何か?

テキーラとはアガベという植物を原料に、メキシコのハリスコ州とその周辺で作られる蒸留酒です。もともとはメスカルと呼ばれるアガベを原料にしたメキシコの地酒の一種でしたが、1994年から原産地呼称と呼ばれる製法・製造地域を法令でさだめ、メスカルからは独立したお酒となっています。

テキーラの名前の由来

テキーラという名前は、当時メスカルと呼ばれていたメキシコの地酒の中でも、特に美味しいものを作ると言われていたのがテキーラ村でした。そこから由来し、テキーラという呼称が出来上がりました。
世界のトップ2のテキーラ製造会社のクエルボとサウザはテキーラ村の中心にあります。

テキーラの原料はサボテンではなく、アガベ(アガヴェ)

テキーラの原料はアガベ(アガヴェ)という多肉植物です。
アガベの中でもアガベアスル(英:ブルーアガベ/正式名称:Agave Tequilana Weber Variedad Azul)という品種を使うことが義務付けられております。
 ※本サイトでは基本的にはアガベと記載します。
そのアガベをテキーラでは51%以上、最低でも使用しなければなりません。

よくメキシコのお酒というイメージからか、サボテンを原料としていると誤解されがちですが、サボテンとアガベは縁遠い植物です。

Agave
栽培されているアガベ畑/Agavalestequila.comより

テキーラの製造方法

テキーラの製造方法は、以下のような流れとなります。
文字にすると大変簡単に見えますが、アガベの栽培だけでも一般的に最低5年はかかる大変手がかかるお酒です。

  1. 栽培:原料となるアガベを栽培
  2. 収穫:アガベの葉を落として、茎だけにしてピニャという状態にする
  3. 糖化:ピニャを圧力釜に入れて、加熱して糖化
  4. 圧搾:加熱されたピニャから糖分を抽出
  5. 発酵:糖化したものを圧搾しジュースにして、発酵させアルコールにする
  6. 蒸留:低濃度のアルコールを2回以上蒸留しテキーラとなる
  7. 熟成:ブランコ以外の銘柄は樽で熟成 ※ブランコは行わない

テキーラの詳細な作り方別の記事もご参照くだいさい

アガベアスルテキーラ
アガベ畑

1.栽培:原料となるアガベを栽培熟成

ピニャ
2.葉を落とされたアガベ(ピニャ)

2.収穫:アガベの葉を落として、茎だけにしてピニャという状態にする

オートクレイブに詰められたピニャ
https://longislandloutequila.com/pina/#.YCSzL2gvNHg

3.糖化:ピニャを圧力釜に入れて、加熱して糖化

liqor.comより
昔ながらのタオナ

4.圧搾:テキーラの糖分を抽出

ステンレスの発酵槽
santanera蒸留所より

5.発酵:発酵させアルコールにする

arrogante蒸留所の蒸留器
https://www.arrogante-tequila.com/arrogante-tequila-production-distilling.html

6.蒸留:低濃度のアルコールを2回以上蒸留しテキーラとなる

テキーラの生産エリア

テキーラは作れる地域が決まっている

次に作っている場所はメキシコのハリスコ州を中心としたエリアです。
(ハリスコ州以外だと4州で原料、3州で製造が可能)
これはテキーラと名乗るために原産地呼称制度に定められており、逸脱した場合はテキーラと名乗れなくなります。
(シャンパーニュ地方で特定の銘柄で作られたお酒しか、シャンパンと呼べないのと一緒です。)

ちなみにハリスコ州の中でもロスアルトスとバジェス地方が有名エリアです。

テキーラ地図
サントリー・サウザブランドサイトより

メキシコのアガベで作る他のお酒、メスカル

他のエリアで作ったものや以下の要件を満たさないものは、メスカルもしくはアガヴェスピリッツとなります。
メスカルについては、以前はメキシコで作るアガベで作った蒸留酒全体を指していました。

現在は、テキーラ同様に原産地呼称を定めたため、生産可能な州が決まっています。
メスカルの製法など詳細

テキーラの度数は38度か40度が多い

テキーラのアルコール度数はルール上では35−55度の範囲で作る必要があります。
その中でも38度か40度以下の銘柄が日本に輸入されている銘柄では多く、ウィスキーやラムとあまり変わらない度数です。
一般的に蒸留酒の中でも強いイメージのテキーラですが、そんな事はありません。
ちなみに38度はメキシコ国内向けに製造されることが多く、40度はアメリカ等海外向けに製造されたものが多いです。

エラドゥーラ
このボトルは40度(エラドゥーラ)

テキーラと名乗るために必要な要件

上記に記載したとおり、テキーラとなるためには条件があります。
上記記載のものも含め、テキーラとなるための必要な要件は以下です。

  • 原料の糖分としては51%以上をアガベアスル使用
  • ハリスコ州を含む5州で製造
  • アルコール度数を35−55度の範囲にする
  • メタノールは3ml/l以下にする必要あり
  • 水以外の物質を添加する場合は1%以下にする
  • (他に前述のアガヴェの生産地と蒸留所の位置、原料、アルコール度数に関する規定)
  • 上記を遵守の上、CRTという機関に認められる必要がある

詳細はテキーラの分類を参照

テキーラの分類

テキーラは主に原料による分類、熟成による分類の2種類があります。

テキーラの原料による分類

テキーラの主な原料はアガベであると前述しました。法令上もアガベの使用量は51%以上使用しなければなりません。アガベを51%以上使いつつ、他の糖分も使用したものがミクストテキーラ(正式にはTequilaとのみ表記)
アガベだけを使用したテキーラがアガベ100%・テキーラ(通称プレミアムテキーラ)です。
当サイトでは味わいと風味が一般的に良いとされるアガベ100%・テキーラを中心にご紹介いたします。

熟成によるテキーラの分類

また樽での熟成度合いで以下のように分類されます。
ブランコ(2ヶ月未満熟成)→レポサド(2ヶ月以上)→アネホ(1年以上)→エクストラアネホ(3年)
熟成されればされるほど、一般的に値段は高くなります。
ブランコとレポサド以上に熟成されたテキーラを混ぜたものをホーベン(Joven)やGoldという分類もあります。

テキーラの樽

テキーラの歴史

ではテキーラはどのようにしてできたのでしょうか?

古代アステカ時代から、アガベの花茎を使ったプルケというお酒はありました。
ただこれは醸造酒(ワインや日本酒と一緒)であって、蒸留されたものではありません。
アメリカ大陸は15世紀以降にヨーロッパ人が侵略を行います。
その中で、スペイン人はプルケも作るアガベに目をつけ、すでにヨーロッパには技術的に確立されていた蒸留技術を使って蒸留したのです。
これがテキーラのもととなったものです。
原産地呼称を得るために、サウザなどの蒸留所が努力し、テキーラという1974年に原産地呼称を確立していきました。

テキーラの消費地

上記のようにメキシコはハリスコ州で作られたお酒ですが、現在のテキーラ最大消費地はアメリカになっています。
メキシコオリンピック以降、テキーラがアメリカに根付き始め、マルガリータやテキーラサンライズなどのカクテルが流行し、その原料として知られていきます。

マルガリータ?ではない…

その後、テキーラの中でも、原材料であるアガベを100%使用したプレミアムテキーラというジャンルが確立されたことで、その美味しさがアメリカのセレブに認められ、爆発的に売上を伸ばしていくのです。
味わうことよりも、ショットでClubで飲むイメージが中心の日本とは大分位置付けが違いますよね。

アメリカン・セレブのテキーラブランド

近年ではテキーラが好きで趣味が高じて、製造にまで乗り出したセレブもおり、ジョージ・クルーニーが友人と作ったカサミゴスなんかが有名です。

我が家のカサミゴス

他にもカルロス・サンタナのカサノブレ、AD/DCのサンダーストラック、ジャスティン・ティンバーレイクの(サウザ)901などが有名かつ日本でも手に入ります。
 ※2021年5月現在ではカサミゴスと901は輸入状況から手に入りづらいです

最近では電気自動車のテスラも2020年に発売して即完売していたりします。
私はセレブが作ったブランドの中では、ジョージ・クルーニーのカサミゴス(Casamigos)やカサノブレが特に好きです。

テキーラの初心者向けオススメ銘柄3選

エスポロン レポサド

筆者が今一番飲んでいるテキーラです。
テキーラ製造に50年以上関わるチリロ・オロペーザ氏が蒸留所責任者を務める銘柄。
他のテキーラでは見られない製造方法を取っており、初心者から上級者まで飲みやすいオススメ銘柄です。
エスポロン レポサドの詳細情報、レビュー

エラドゥーラ・プラタ

自家農園で長い時間をかけて育てたアガベを使用し、上品な味わいだがお値段は2千円台。
新入社員の比較的お金ないときはこれが自分の定番銘柄でした!
エラドゥーラ プラタの詳細情報、レビュー

サウザ・ブルー

よくショットで飲まれるサウザ・シルバーが有名ですが、実はブルーとつくタイプはアガヴェ100%です。
気軽にソーダ割りでごくごく飲めるお値段と、しっかりとした味わいでおすすめです!

パトロン・シルバー

アメリカのセレブたちに愛されて、長いことプレミアムテキーラとしての地位を気づいてきたブランドです。
味・香りはバランス良く、セレブに愛されてきたのがわかる安定したリッチな味わい。
パトロン シルバーの詳細情報、レビュー

もっとテキーラを知りたい方には

テキーラの概略、いかがでしたでしょうか。
もっとテキーラに興味が湧いた方には以下のリンクから更に面白いテキーラの世界を体験してください。

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