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伝統あるテキーラ、エラドゥーラをご紹介

herradula_plata ★★★★+

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本日は値段手頃、味本格派、コスパ良い、伝統の銘柄エラドゥーラのプラタについてご紹介してまいります。

エラドゥーラは150年の歴史

まだプレミアムテキーラが今ほど日本で色々な銘柄が流通していない2008年ごろに、コスパも良く家では特に飲んでおり、今でも大好きな銘柄です。

私の大好きなエラドゥーラですが、とても伝統がある蒸留所で1870年に設立されています。
フェリクス・ロペスという創業者が、仕えていた女性から農園を引き継ぎ、その農園の中に蒸留所を作ったのが始まりだそうです。

現在の農園(Travel age westより)

セカンドブランドのエル・ヒマドールはメキシコ国内で一番売れている100%アガベ・テキーラのブランドともなっており、メキシコ人に愛されている蒸留所です。

エラドゥーラとはラベルに描かれた蹄鉄

アイコンの蹄鉄(家畜の蹄を補強する金具)は、メキシコでは幸運のシンボルとされており、これをメキシコではエラドゥーラと呼ばれています。

蹄鉄・エラドゥーラ
蹄鉄

エラドゥーラがブランドネームとなったのは、2代目のアウレリオ・ロペス・ロザレスが農園の中で見つけたそうです。
そのときから農園の名前をカーサ・エラドゥーラと変えたそうです。

エラドゥーラは自社農園かつ自然発酵、45日間熟成

アガベを自社農園でまかなっており、昨今のアガベ高騰に際しても、味をぶらさずに作っている印象です。
発酵の際には自然発酵を用い、4-7日間もかけてアルコールにします。
(酵母を人工的に添加して発酵させると半分程度ですむ)
また天然の酵母を殺さないように、除草剤をいっさい使わないでアガベを栽培するこだわりです。

通常のブランコでは、樽熟成を行わないないのですが、エラドゥーラのプラタはアメリカンホワイトオークの新樽で45日間熟成させることで、味の落ち着きと独特な香りを出しています。
下の写真はちょっとライト強めなので、余計に色がついて見えますが、普通に他のブランコと比べても色があるのがわかりますよ。

エラドゥーラ
エラドゥーラプラタ

エラドゥーラは味のバランスが良く、

味わいは甘味をしっかりと感じつつ、辛味と苦味も感じます。
辛味・苦味・甘味がどれも5点中3.5点というバランスだと言われ、テキーラの品評会において、味わいの基準点とされているとのことです。

香りは、マンポステラ(レンガ釜)での加熱らしいキャラメルぽさも感じつつ、スパイシーさ、濃厚なバター様の香りなどもでます。
加水するとフルーティさも感じられると思います。

オススメの飲み方

オススメの飲み方は、ストレート、ロック、ソーダ割りがおすすめです。
ソーダ割りは少々薄めになっても、個性がはっきりと残る良い銘柄だと思います。

辛さもあるので、カクテルでストローハットやパローマなんかもいかがでしょうか。

ストローハット
我が家のストローハットは1800レポサドかエラドゥーラ!

定性情報

NOM:1119
蒸留所:Brown Forman Tequila Mexico, S. de R.L. de C.V.
(現在のオーナーはジャックダニエルを持っているBrown Forman)
エリア
 蒸留所:ハリスコ州バジェス地域(アマティタン村)
 アガベ産地:ハリスコ州バジェス地域
加熱方法:マンポステラ
搾汁方法:ローラーミル
加水:湧き水
発酵槽:ステンレスタンク
蒸留回数:2回
蒸留器:ステンレス単式蒸留器
熟成樽:アメリカンホワイトオーク
熟成期間:45日(プラタ)
度数:40度
相場:2,500円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:☆☆☆☆+

正直、このレベルのテキーラが2,500円前後で買えるのは大変ありがたいです!
4,000円クラスのテキーラと正直遜色ないと思います。

飲んだことのない方はぜひ、一度飲んでみてください!

またテキーラのことをもっと知りたいとい方は以下からどうぞ。

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著者情報

  • 著者名:テキーラダディ
  • 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
  • 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
  • テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。

Twitterはおすすめ銘柄などを発信

筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!

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