本日は最近徐々に話題になってきているクリスタリーノ(クリア・アネホ)というカテゴリーから、ルナズール・プリメロのご紹介をしてまいります。
最近徐々に増えてきた特殊な濾過をするクリスタリーノ(クリアなアネホ・レポサド)
以前の記事でも、アネホは樽熟成で12ヶ月以上は寝かせることが必要とお伝えいたしました。
ただ今回トップ画像でも載せている通り今回のルナズール・プリメロは透明なアネホになっています。
樽熟成していないの?って誤解されそうですがちゃんと18ヶ月熟成しているそうです。
なぜ、クリアな色をしているのかというと、実は8回も特殊なフィルタで色を抜いているのです。
(一般的には炭を活用)
ルナズール以外にもドン・フリオが70周年記念の限定ボトル(終売)、ドン・アグスティン、アラクラン、オレンダイン等が同様にクリスタリーノ(クリアアネホ・レポサド)を日本では発売しております。
Tequila Match Makerでは2021年2月現在で76件出てきます(color filtarationで検索)
現在、CRT(テキーラ規制委員会)もクリスタリーノ(レポサドも含めたもの)を、種類として位置づけており、2016年の会議で確認しております。
(ブランコやアネホのように分類にはなっていない)
(TASTE TEQUILAのクリスタリーノ記事より)
輸入元はやまや・イオン系のコルドンヴェール
以前にご紹介したテキーラ5(cinco)と同じやまや・イオン系の輸入会社であるコルドンヴェール社の銘柄です。
安旨だったテキーラ5と同じくオススメできるのではないかとワクワクです。
ちなみに当然のように、ネットだと「やまや」でしか買えないようです。
またテキーラ5はロスアルトス地方の蒸留所でしたが、こちらはバジェス地方で作られているようです。
ルナズール・プリメロのボトル・外観
テキーラは同一ブランドでも、アネホとブランコでボトルの色や形が違うことは多くありますが、ルナズールは同一です。
ラベルが2枚に別れていることと、栓が若干形状と色が違うくらいですね。
色味が若干だけプリメロのほうが濃いですね。
ルナズール・プリメロの作り方
特徴はなんと言っても透明なアネホといったところ。
18ヶ月というアネホの最低熟成期間よりも長く熟成したものを、フィルタにかけることでクリアな色にするとのことです。
ルナズールのサイトを見ると、通常のアネホはバーボン中古樽で熟成をするようですが、プリメロは新品のホワイトオーク樽で寝かせるとのことです。
味の特徴
さて、肝心の味はというと、普通のアネホで感じるような熟成感がなく、スッキリしつつまろやかって感じです。
樽のバニラ感や樽の渋みみたいなものは感じづらくなっています。
一方、フルーツやアガヴェの甘さを感じつつ、うっすらエキゾチックなスパイスさも感じると言った印象です。
ちょっとアネホにしてはアルコール感はある方だと思います。
値段的にアネホとしても安いほう(3,300円)なので悪くないかなと。
クリアアネホを一度飲んでみようと思われたら、良いかと思います。
オススメの飲み方
ストレート、もしくはテキーラグラスに1ショット入れて小さめの氷を一個入れて加水するのが個人的には好きです。
加水することで、味わいやアルコール感が収まり、飲みやすくなると思います。
ルナズール・プリメロの定性情報
NOM(製造者番号):1513
蒸留所:Tierra de Agaves
エリア:ハリスコ州バジェス地域
種別:アネホ(クリアアネホ)
発酵:ステンレススチールタンク
蒸留:2回
熟成:アメリカンホワイトオーク樽で18ヶ月
度数:40度
相場:3,300円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:☆☆☆+
(一部情報はtequilamatchmakerより)
購入時は以下リンクからどうぞ
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