こんにちは、今日はテキーラ5(Cinco Agaves)ブランコという銘柄をご紹介させていただきます。
コルドンヴェールという、やまや・イオン系の輸入会社
テキーラ5(Cinco Agaaves)という銘柄ご存知でしょうか?
正直、あまりメジャーな銘柄ではないと思います。
その背景には、輸入元がイオンと「やまや」の合弁企業であるコルドンヴェールという企業だからだと思います。(やまやは仙台発祥のどちらかというと東北に多い酒類小売企業です)
コルドンヴェールのホームページを見ても主要取引先はイオングループ小売店、やまや、チムニーといった資本関係がある企業が列挙されています。
このブランドは日本国内ではコルドンヴェールと資本関係のある「やまや」のみでの販売のようです。
輸入元の親会社であるヤマヤの楽天では「テキーラ5」という名称で売られておりますが、Tequila Matchmakerでは「Cinco Agaves (blanco)」と表示されております。
Cincoがスペイン語で「5」なので日本でわかりやすいようにテキーラ5としたのでしょう。
日本国内で流通されている銘柄名を本ブログでは採用しております。
ロスアルトス地区の銘柄にしては安い!
テキーラは主にハリスコ州の中で作られておりますが、その中でもバジェス地方とロスアルトス地方というエリアが2大産地です。
ロスアルトスはアガベが大きくなりやすいので、栽培に時間をかけて作ることもあり、比較的値段が高くなりがちです。
バジェスの有名ブランドが2,000円前後から買えるのに対し、ロスアルトスは多くの銘柄が3,000円からと言った値段です。
そんな中テキーラ5はネットで1,980円税込みで販売されております。
ロスアルトスの中では大変リーズナブルです。
安いのにボトルはしっかりしている
テキーラは多くのブランドがボトルにこだわる傾向にありますが、
テキーラ5は2,000円以下で買えるながら、ちゃんとボトルにアガベが立体的に作られており、しっかりしております。
注ぎやすさからか、テキーラにしては珍しくポアラーがついております。
ショットに入れる時に注ぎすぎないことを想定しているのかと思われます。
(ポアラーは別のテキーラを混入させないようにする目的でも使われるといわれますが、値段を考えると違うかと。)
味はオススメ!シンプルなロスアルトス地方らしい美味しさ。
一方、味はどうかというと、これが意外(失礼)といけるんです!
甘さがしっかりでクリーミー。
苦味は少なく、辛味は若干感じます。
シトラスのような爽やかな香り、ペッパーのスパイシーさを感じます。
複雑な香りというよりはシンプルに美味しいといった感じです。
ロスアルトス地方らしい味わいだと個人的には思います。
(地方別の味わい比較はリンクを参照)
これが2千円以下なのは驚きです!
オススメの飲み方はソーダ割りかロックが良い!
おすすめの飲み方は、ソーダ割かロックが良いと思います。
特にソーダ割は数滴だけレモンかライムを絞るのがおすすめです!
爽やかな香りによく合うし、味がシンプルなので複雑性を増すためにも良いかと思うので、ぜひお試しください。
テキーラ5(Cinco)の詳細
NOM:1465
蒸留所:Fabrica de Tequila el Eden
エリア
蒸留所:ハリスコ州ロスアルトス地域
アガベ産地:ハリスコ州(調べても出なかったが味わい的にロスアルトスと思われる)
加熱方法:マンポステラ
搾汁方法:ローラーミル
発酵槽:ステンレスタンク
蒸留回数:2回
蒸留器:ステンレス製単式蒸留器
熟成樽:なし
熟成期間:なし
度数:40度
相場:1,980円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:☆☆☆☆-
(上記はTequila match makerと蒸留所HPを参考にして作成)
2024年10月現在、楽天などでは購入できないようです。
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テキーラの基礎知識
テキーラの一歩進んだ知識
著者情報
- 著者名:テキーラダディ
- 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
- 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
- テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。
Twitterはおすすめ銘柄などを発信
筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!
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