今までテキーラのカクテル、テキーラサンライズを紹介してまいりました。本日は執筆している5月22日がパロマの日にあたるため、パロマを紹介してまいります。
パロマとはどのようなテキーラカクテル?
メキシコNo.1人気カクテル
テキーラのカクテルというと日本ではテキーラサンライズやマルガリータがメジャーです。またアメリカではマルガリータがテキーラカクテルとしては最も有名なカクテルと言われております。
一方、メキシコではパロマが最も親しまれているカクテルとも呼ばれます。
パロマの意味と歴史
パロマとはスペイン語で鳩という意味です。
名前の由来は1860年代初頭に作曲された人気の民謡であるLa palomaにちなんで名付けられたという説が有力だそうです。
レシピ考案者は諸説あるようですが、テキーラ村のにあるテキーラバーのLa Capillaで、オーナーのJavier Delgado Corona氏によって作られたという説が最も一般的だそうです。
引用元:https://tastecocktails.com/the-paloma-recipe-and-history-how-to-make-a-paloma-cocktail/を筆者日本語訳
徐々に世界での人気が上昇
現在、アメリカでパロマの日(World paloma day)が定められています。もともとはメキシコで人気のカクテルでしたが、世界的にも徐々に広まってきています。
事実、Drinks Internationalによる世界のバーに対する調査結果では、世界の人気カクテル2020年版でパロマは36位にランクインしております。モヒートがここ10年くらいで日本で一般的になってきたように、パロマが日本でメジャーになる日も近いと思います。
パロマのレシピ
パロマは複数のレシピが有りますので、以下ではいくつか紹介してまいります。
主な違いは
IBAオフィシャルのレシピ
【材料】
100%アガベテキーラ50ml
フレッシュライムジュース5ml
塩ひとつまみ
ピンクグレープフルーツソーダ100ml
【作り方】
テキーラをハイボールグラスに注ぎます。ライムジュースを絞ります。氷と塩を加え、炭酸飲料をのせて軽くかき混ぜます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Paloma_(cocktail)より
TASTECocktailsのレシピ
【材料】
テキーラ50ml(エル・ヒマドールが最適)
フレッシュなピンクグレープフルーツジュース50ml
フレッシュなライム15ml
15mlアガベシロップ
グレープフルーツソーダ水 ※筆者注:スクアートが最適
【作り方】
氷を入れたシェーカーで最初の4つの材料を一緒に振る。大きな氷をグラスに入れて、グレープフルーツソーダを入れます。グレープフルーツまたはライムのスライスを飾る
https://tastecocktails.com/the-paloma-recipe-and-history-how-to-make-a-paloma-cocktail/より
サントリーカクテルサイトのレシピ
【材料】
サウザブルー40ml
グレープフルーツジュース20ml
トニックウォーター30ml
【作り方】
全ての材料を氷をいれたグラスに注ぎ軽くかき混ぜる
https://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/recipe/paloma/より
筆者がよく作るレシピ
【材料】
テキーラ30ml
グレープフルーツジュース30ml(可能ならグレープフルーツを絞る)
ソーダ適量
塩軽く振る
【作り方】
グラスに氷をいっぱいに入れて、テキーラとグレープフルーツジュースを上記量入れて残りをソーダで満たす。最後に塩をパラッと振ります。
自分で買うのもめんどくさい時は、コンビニでグレープフルーツジュース売っているので無理にフレッシュじゃなくても大丈夫です!
パロマに最適なテキーラ
グレープフルーツの苦味と塩味がしっかりとあるパロマなどには、辛味・苦味とスッキリとした甘さのバジェス地方のテキーラが良いと思います。
基本はブランコが良いと思いますが、適度な熟成感のレポサドも良いと思います。
またアガベブームはロスアルトスとバジェス地方の両方の原料を使用しているため、バランス良く使えると思います。
いかがでしたでしょうか?
パロマはテキーラさえあれば、コンビニで他の材料が揃うカジュアルなカクテルです。是非、さっぱり飲みたい一杯目に飲んでみてください。テキーラに興味を持った方は以下ご覧ください。
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著者情報
- 著者名:テキーラダディ
- 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
- 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
- テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。
Twitterはおすすめ銘柄などを発信
筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!
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