本日はアネホの中でも甘さがしっかりとしていて、値段もお手頃なアガバレスのアネホを解説してまいります。
アガバレスの上位ラインのアガバレス アネホ
以前に通常ラインのコスパ系テキーラとしてアガバレスのブランコをご紹介しました。
参考:アガバレスブランコのレビュー
アガバレスの蒸留所Destiladora del Valle de Tequila, S.A. de C.V.(Casa Maestri)は数多くの外部委託ブランドを作っており、その一つとしてテスラ社のテキーラも製造しています。蒸留所の自社ブランドとしてアガバレスを作っています。
そんなアガバレスの中でも前回紹介したブランコは一応下位ラインの位置づけのようです。アネホ他、プラタ、レポサドがプレミアムラインとなっているようです。
ボトルの作りが明らかにアネホのほうが高そうです。
作り方
アガバレスはアガベという原料を、バジェス地方というさっぱりとした甘さとロスアルトス地方という濃厚な甘さの特徴を持つエリアを使っているようです。
またアガベ畑は自社農園で育てることで、コストを押させているようです。
アガベの加熱には、マンポステラと呼ばれる昔ながらの窯を使用するようです。Tequilamatchmakerではアウトクラベも使うと記載がありますが、他のサイトではマンポステラとの表記もあります。味から考えるにマンポステラのみだと思いました。
参考:マンポステラとアウトクラベの違い
熟成はオーク樽で16ヶ月熟成しているようです。
味の特徴
香りは大変スパイシーな甘さが特徴的です。加熱されたアガベ(あまりアウトクラベで加熱した青々しさは感じない)や甘いスパイスを感じます。
口に含むとしっかりと甘く、食中酒というよりは食後酒な装い。
同じ蒸留所のAgave boomとうブランドもロスアルトスとバジェスのアガベを使っていますが、こちらと比べるとアガバレスのほうがバジェス地方のさっぱりとした甘さが全面に出ている気がします。
テキーラは蒸留後に1%までは決められた添加物(糖蜜、カラメル、ハイビスカスなど)を入れることができます。アガバレスのアネホは、だいぶ甘さがしっかりしているため、糖分がメローイングがされているのではないかと思います。(テキーラマエストロの講習で林会長ともそのような話になりました。)
オススメの飲み方
しっかりと香りを感じていきたいのであれば、ストレートが良いと思います。
ただ香りの甘さよりも、味覚としての甘さがしっかりとしているので、オススメはロックです。
最近、いつもロックはバカラのグラスを使っているのですが、最近リーデルのロックグラスが60ml計れるらしく個人的には気になっている商品です。
バカラと比べるとだいぶお安くで購入できるため、試しに買ってみたい方は以下画像をクリックしてみてください。
定性情報
NOM:1438
蒸留所:Destiladora del Valle de Tequila, S.A. de C.V.
エリア
蒸留所:ハリスコ州バジェス地方
アガベ産地:ハリスコ州バジェスとロスアルトス地方のミックス
加熱方法:マンポステラとアウトクラベ
搾汁方法:ローラーミル
加水:地下水
発酵槽:ステンレス製発酵槽
蒸留回数:2回
蒸留器:ステンレス製単式蒸留器
熟成樽:オーク樽
熟成期間:16ヶ月
度数:40度
相場:4,600円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:☆☆☆+
(上記はTequila match makerと製造元HPを参考にして作成)
編集後記
買いたい場合は、、、
いかがでしたでしょうか。
飲みたくなってみたという方は、ぜひ以下からご購入して見ください。
テキーラをもっと知りたくなかった方用リンク集
テキーラ自体をもっと知って、楽しく飲みたいという方は、以下リンクをご参考にしてください。。
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著者情報
- 著者名:テキーラダディ
- 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
- 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
- テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。
Twitterはおすすめ銘柄などを発信
筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!
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