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カルロス サンタナがオーナー、カサ ノブレ(Casa noble)のアネホをご紹介

casanoble ★★★★

本サイトはテキーラの魅力を発信するため、未成年者の閲覧を禁止いたします。

本日はカサノブレ(Casa noble)はカルロスサンタナがオーナーの一人となっていることで有名。
ただオーナーが有名なだけでなく、大変独自性を持った作り方をしています。そんなカサノブレをご紹介してまいります。

23年現在、大手酒造メーカーが買収し、カサノブレのブランド持ち分はサンタナには無いようです。ただ記載当初の情報を担保するため、変更せずに記載を続けます。

カルロス・サンタナが作るテキーラ、カサ ノブレ(Casa noble)

カルロスサンタナをご存知でしょうか。

一定以上の年齢、もしくはギター好きでないと知らないという方の方が多いのではないでしょうか。

80年代産まれの私は「名前聞いたことあるかな」ぐらいの認識でしたが、世界のトップギタリスト100で20位に入るレベルのミュージシャンです。

Santana – Into The Night (Video) ft. Chad Kroeger

上は最近の音楽ですが、大変かっこいいですよね!
出身はメキシコですが、現在はアメリカに帰化しており、1960年台以降に音楽業界に多大な影響と売上を上げてきたそうです。

そんな彼が10年ほどオーナーの一人として参加しているのが、カサノブレです。https://www.cigaraficionado.com/article/carlos-santana-part-owner-in-casa-noble-tequila-16064

カサ・ノブレ(Casa noble)の作り方特徴

こだわりのオーガニックアガベ栽培

カサノブレの原料のアガベはオーガニックですべて栽培されており、テキーラとしてはオーガニック認証を一番初めに取っています。
オーガニックのテキーラについてはドン・アルバロのオーガニックについての記事を参照。

アガベの栽培年数は、公式サイトに記載がないですが、現地レポートの記事を見ると通常のバジェス地方の蒸留所にしては長めのようです。
10年以上という表記も見られますが、そこまでは長くない記事が多いです。

カサノブレのピニャ/https://www.alcademics.com/のカサノブレ訪問記より

テキーラにしては珍しい3回蒸留のカサノブレ

収穫したアガベの加熱方法はマンポステラと呼ばれるレンガ釜での加熱です。
アガベの加熱・蒸留について
マンポステラで加熱されるとアガベの味わいが青っぽさからキャラメルっぽい味わいになります。

カサノブレのマンポステラ/https://www.alcademics.com/のカサノブレ訪問記より

加熱したアガベから発酵させた液体を、大型の単式蒸留器と小型の単式蒸留機を組み合わせて蒸留を行います。
通常、テキーラの蒸留では蒸留液の一番初めに出る部分(ヘッド)と最後に出る液(テール)はメチルアルコールの濃度などからそれぞれ廃棄しますが、カサノブレは3回蒸留ということもあり、一度目の蒸留時でヘッドとテールはしっかりとカットし、2&3回目はそこまでカットしないようにするという手法でカサノブレの味わいを実現するとのことです。
参考:alcademicsカサノブレ蒸留所訪問より

樽へこだわるカサノブレ

多くのテキーラの樽はバーボンの中古樽、アメリカンホワイトオークを使用することが多いです。
一方、カサノブレでは高級なフレンチオーク樽を使用します。
バーボン樽は3万円程度で購入できると言われている中、カサノブレの樽は20万円以上の樽が使用されているとのことです。
カサノブレではタランソーというフランスの高級ワインにも使用される樽メーカーを使用しているのですが、ロマネ・コンティを作っているDRCでもタランソーの樽は使用されていると言われるほど、高級な樽メーカーです。

そんな樽をアネホでは毎回新樽の降ろしたてでしか使用しないそうです。
一度使用した樽はレポサドの熟成に使用されるとのことです。

テキーラの樽熟成をもっと知りたい方は参照
参考:樽製造メーカーのtaransaud

カサノブレの味の特徴

作り方を詳細に説明してまいりましたが、ここからは味わいについてご紹介します。
香りは大変複雑な香りが幾重にも絡み合っており、ヴァニラ・加熱されたアガベ・キャラメル・バタースコッチ、弱めですが土っぽさを感じます。味わいはよく加熱されたアガベ、樽感、チョコレート、黒糖っぽさ。上品な甘さで辛さが適度にエッセンスを感じると思います。
最近久しぶりにコニャックの有名銘柄ポールジローを飲んだのですが、共通する樽の香りがありました。この複雑さは栽培から蒸留までの工程だけでは作れず、高級な樽をヴァージンバレルで熟成する過程で産まれるのではないかと思います。

カサノブレと同じ要素を感じるポールジロー

オススメの飲み方

圧倒的にストレートが良いと思います。

カサノブレの香りは冷えてしまうと、複雑な幾重にも折り重なる香りが絞られてしまうので、ぜひストレートで飲んでみてください。
もしアルコールがきついようであれば、数滴ずつ水を加えてください。
ただし加える水はカサノブレの四分の一程度までにしないと水っぽくなると思うので注意です。

カサノブレアネホは是非ストレートで!

定性情報

NOM:1137
蒸留所:La Cofradia, S.A. de C.V.
エリア
 蒸留所:ハリスコ州バジェス地域
 アガベ産地:ハリスコ州バジェス地域(サイトによっては隣州のナヤリト州という表記も)
加熱方法:マンポステラ(煉瓦窯)
搾汁方法:スクリューミル
加水:地下水
発酵槽:ステンレスタンク
蒸留回数:3回
蒸留器:ステンレス製単式蒸留器
熟成樽:フレンチオーク樽
熟成期間:2年
度数:40度
相場:7,000円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:☆☆☆☆
(上記はTequila match makerと蒸留所HPを参考にして作成)

編集後記

買いたい場合は、、、

いかがでしたでしょうか。
飲みたくなってみたという方は、ぜひ以下からご購入して見ください。

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著者情報

  • 著者名:テキーラダディ
  • 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
  • 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
  • テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。

Twitterはおすすめ銘柄などを発信

筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!

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