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パトロンの最上級、グラン パトロン プラチナムを徹底解説&レビュー(Gran Patron Platinum)

グランパトロン ★★★+

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本日はパトロンの中でも特別な原料、製法を使用したグラン パトロン プラチナム(Gran Patron Platinum)をご紹介します。以前、テキーラバーで飲んだことしかなかったのですが、私の誕生日プレゼントで妻にもらったので、せっかくですので早速レビューしてまいります!

普通の製法とは違うグラン パトロン プラチナム(Gran Patron Platinum)

通常のパトロンの作り方

細かな情報はパトロンシルバーの記事に記載しておりますが、特筆するポイントは以下です。

  • アガベは6等分にカットしてから加熱
  • 半分はタオナという手間のかかる製法を使用
  • 半分はタオナの絞りカスと一緒に発酵させてバガス香を出す

グラン パトロンの作り方

上記の通常ラインでも十分手間のかかる作り方となります。
パトロン自体がプレミアムなブランドイメージが強い中、グランパトロンは更に特別な作り方をしています。

トップクオリティのアガベを使用

テキーラの原料となるアガベ アスル(ブルー アガベ)は複数年育てる作物です。
パトロンに使用するアガベの中でもトップクラスのアガベを厳選して、使用します。

パトロンのアガベ畑/東京カレンダーより

珍しい3回蒸留

なんと言ってもグランパトロンの特徴は3回蒸留です。
多くのテキーラでは2回、単式蒸留機で蒸留をしますが、通常のパトロンも同様に二回蒸留です。
3回蒸留はカルロス・サンタナが資本参加しているカサ ノブレが有名です。

2ヶ月、木製タンクで寝かせる

ブランコは一般的に樽で寝かせることはないですが、グランパトロンは木製のタンクで30日間寝かせることで、落ち着いた味わいとさせています。ちなみに樽(Barrel)ではなくタンク(Tank)と公式英語サイトも含め記載があるので、樽で休ませるのではなく、タンクを使用しているようです。

グラン パトロンのボトルはクリスタル製でプレゼントにも最適

味わいは前述の通り大変こだわった作り方で当然おすすめできますが、化粧箱・ボトルが大変こだわっており、プレゼントに最適です。

テキーラはボトルにこだわるブランドも多いですが、クリスタルボトルを採用してるブランドはそこまで多くないです。テキーラ好きの方だけでなく、お酒が好きな方ならちょっと変わったプレゼントとして大変喜ばれること間違いないです。

味の特徴

同じパトロンでも通常ラインのシルバーとは全くあじわいが異なります。
通常ラインのシルバーも私は大好きですが、グラン パトロン プラチナムは違う良さがあります。

まず香りを確認してみると、ライムを中心とした柑橘系・バジルなどのハーブ・はちみつ・甘いアガベを感じます。3回蒸留の結果からか、アガベの甘さが普通のマンポステラ(煉瓦窯)加熱のアガベ処理をされたものとも違う感覚になります。
飲んでみると、優しい甘さ、クリーミーさを感じつつ、胡椒様のスパイシーさを感じます。苦さは感じません。アフターノートはシナモン・クミンなどのスパイシーさを感じます。

オススメの飲み方

ストレートでまずは飲んでいただきたいです。ただストレートで飲んでもパワフルさ・奥の深さがあり、香りを全部撮りづらいので、個人的には小さな氷を入れて飲むのをおすすめします。
炭酸割りも試しましたが、あまり薄めすぎるよりも、ハーフロックぐらいが上限かと思います。

見えづらいけど小さい氷を投入

定性情報

NOM:1492
蒸留所:Patrón Spirits Mexico, S.A. de C.V.
エリア
 蒸留所:ハリスコ州ロスアルトス地方
 アガベ産地:ハリスコ州ロスアルトス地方
加熱方法:マンポステラ(煉瓦釜)
搾汁方法:タオナ/ローラーミル
加水:地下水
発酵槽:木製発酵槽
蒸留回数:3回
蒸留器:銅製蒸留器
熟成樽:木製タンク(樽ではない)
熟成期間:1ヶ月
度数:40度
相場:22,000円(記載時の大体の値段)
おすすめ度:★★★+
(上記はTequila match makerと製造元HPを参考にして作成)

編集後記

買いたい場合は、、、

いかがでしたでしょうか。
飲みたくなってみたという方は、ぜひ以下からご購入して見ください。

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著者情報

  • 著者名:テキーラダディ
  • 本業:非アルコールの食品系業界のマーケティング部門
  • 資格:日本テキーラ協会認定テキーラマエストロ(100期代)
  • テキーラ関連の経歴:2009年に北海道にあるバーで本格的なテキーラに出会い目覚める。2023年にはハリスコ州内の蒸留所見学を果たす。テキーラ以外にもスコットランドのアイラ島など各地の蒸留所、国内のウィスキー蒸留所、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュ、国内の酒蔵、ブリュワリー、ワイナリーなど全世界のアルコール製造現場を巡る。

Twitterはおすすめ銘柄などを発信

筆者のインスタでは蒸留所の美しい風景などをアップしています。ぜひフォローしてください!

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